Nahyat

糸の多様性を嗜む

Nahyat (ナヤット) は、セーターを一つの触媒とし“糸がもつ多様性を嗜むこと”を主とした衣服をつくります。
羊や蚕、綿や麻などの植物、木材パルプによる再生繊維、または化学的につくられた糸に至るまで、あらゆる繊維にはその特有の物質性があり、また多様な情緒があります。
糸の物質性がもっとも顕れる“編み”という手法を用いて、糸が織りなす世界に奥深く分け入っていく。その思索の堆積物が Nahyat の衣服です。

Nahyat とは、サンスクリット語で糸を織る、籠を編むなどの意味とされ「Knitting」の語源とされています。又、ロゴに用いた線は、羊毛の表皮(スケール)の陰影を描写したものです。
これらは、編みの始源をあらわす言葉と物質性の描写であり、そこに潜む数多の発見と歴史の上にNahyatは立脚していることを示しています。

さいごに
嗜むという言葉の内奥には、穏やかさや寛容さといった物事に際してのある一つの態度が含まれているように思います。
多様さを慈しみ、服をつくる営みとそれを着る人が穏やかであれること。
Nahyat は、そんな営為をデザインしていきたいと考えています。